紫金山・アトラス彗星 ~ 10月2日 埼玉県毛呂山町

1996年の「ヘール・ボップ彗星」以来の明るい彗星と期待された「紫金山・アトラス彗星」、残念ながら初期の予想より増光せず観測可能になった9月末も関東は天候に恵まれず、やっと10月2日久々ぶりの好天で撮影することができました。
予想より低い光度とはいえ3等前後で、明け方の難しい環境でも撮影できるほど明るい彗星は、めったに見られないので注目の彗星には変わりないでしょう。明け方の彗星観測はもう終了で、しばらく太陽に隠されてしまいますが、10月中旬の13日頃から夕方の西の空に、明け方のときよりも高い高度で観測しやすくなるので、ぜひ見逃さないようにしましょう。

 10月2日の撮影はスカイツリーと新宿副都心、東京タワーなどをバランスよく配したロケーションを予定していたのですが、駐車しずらい環境だったので諦め40㎞ほど戻り地元近くの通い慣れた場所での撮影になりました。撮影は動画的な面白さを出すためタイムラプス撮影メインで画質は落ちますが感度を上げ露光時間は短めで撮影。35㎜換算で100・200・300㎜の三台体制で、1台はスタッキング用の赤道儀で追尾としました。
露出は
GH52 : 1/2.5秒 F2.8 ISO3200 〜 1/4秒 F2.8 ISO640
α7S : 1/4.5秒 F4.5 ISO6400 ~ 1/20秒 F4.5 ISO6400
撮影間隔 2秒・1秒・0.5秒

動画処理は約30倍速の再生スピードで編集してあります。

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